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先週の振り返りと今週の見通し
先週のNVDAの決算は特に大きな値動きもなく通過し、夏休みで商い薄なこともあり結局のところ月足で見ると強い上昇だった。出来高が伴う下落は抵抗が強いが、今回はそうはならなかった。週明けの雇用統計などのデータ系二注目が集まるが、予想通りの値が出ればジリ高し、ポジティブサプライズなら当然株は上で反応。景気後退懸念組は分が悪いフェーズである。
政治について。大統領選がいよいよなためヘッドラインには注意だが、ギリギリまで悪材料を織り込まない楽観主義が株トレーダーなので、逃げ場はあるだろう。日本も総裁選を9/27に控え、FOMC通過後から月末に近づくに連れ懸念はもたげるように思う。世界的には「河野は利上げ」と大雑把に認識されてるとみられ、河野なら円買い、小泉なら何もしないという意味で消極的な安心感から円売りか。石破は無いと思うが他の候補者であっても結局ドル円しか意識されないと言えるので為替関係にだけ注意とみる。国内目線では小泉なら株が買われるだろう。
入札結果は以下
| 結果 | 前回 | |
| 4週物短期米国債入札 | 5.170% | 5.240% |
| 8週物短期米国債入札 | 5.100% | 5.125% |
| 3ヶ月物短期米国債入札 | 4.980% | 5.055% |
| 6ヶ月物短期米国債入札 | 4.685% | 4.770% |
| 2年物中期米国債入札 | 3.874% | 4.434% |
| 5年物中期米国債入札 | 3.645% | 4.121% |
| 7年物中期米国債入札 | 3.770% | 4.162% |
3ヶ月~6ヶ月の崩れがきになるが2-5-7はしっかり買われているので金利低下を着実に織り込んでいるということだろう。ドルの暴落とかまたすぐドル円急上昇していくといった論調を否定する内容となっている。実際ドル以外に何を買うのかと言われれば原油の決済だとか基軸通貨的な機能を差し引いても代替の効く通貨はないというか円・ユーロよりは全然いいのでちゃんと買われているというところ。円建てでみると金利差の問題とそれに付随するキャリトレの動向があるのでドル円が160-170いくかといわれると、すぐには厳しいとは思うが。