ToC
先週の振り返りと今週の見通し
先週はジャクソンホールに注目が集まっていたが言ってることは結局「利下げはするが0.50かどうかは匂わせるに留める」という予想通りの発言であったがドル円は初めて知ったかのごとく急落し今更なことに今更な反応をするなんとも頭の悪い反応だったと言わざるを得ない。株も利下げなら株にプラスじゃんと短絡的と言わんばかりの動きで結局プラスでひけており馬鹿になって買うのが正義な相場となっている。
失業保険などのこまい数字でもやや上下することから神経質になっていることは否めない、ゴールドが堅調なことがその証左とみる。本当のリスクオンなら金利のつかないゴールドより株だろう。
全体を見ると最も動いたのはドルで、ドル安は100pt台に入った。割るのも時間の問題で、9月の雇用統計ないしCPIどちらかが悪ければ下がるだろう。度合いにもよるがドル円は140は覚悟したほうがいいとみられる。ジャクソンホールのわかりきったスピーチでさえ動くのだから、ドル円ロングは相当溜まっていたのだとみている。これは間接的に日本株にも影を落とす。140を割るタイミングは勢いが必要だと見られるが、ここから先さらに勢いをつけるには米株にも勢いが必要で、まだその兆しはない。140は一旦の区切りだろう。
週末に以下の報道があった。
イラン本土でもないのでエネルギー関連には影響しないため地政学的なリスク引き続き限定的か、これだけなら無風だろう。陸軍が動くような作戦なら話は別だが。状況は外からは分からないので、備えておくに越したことはないが起きてから動くでいいだろう(というか他にできることもない)。
先週の入札は以下
| 3ヶ月物短期米国債入札 | 5.055% | 5.070% |
| 6ヶ月物短期米国債入札 | 4.770% | 4.795% |
| 20年物長期米国債入札 | 4.160% | 4.466% |
| 4週物短期米国債入札 | 5.240% | 5.260% |
| 8週物短期米国債入札 | 5.125% | 5.175% |
金利