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投資に関する個人的なメモ

2024年5月第1週の相場考察&レビュー(04/29-05/03)

ToC

先週の振り返りと今週の見通し

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スケジュール

4/30

23:00 CPI

5/1

05:30 米国石油協会 週間原油在庫
20:00 MBA 30年住宅ローン利率

21:15 ADP

23:00 ISM製造業

23:00 JOLT

5/2

03:00 FOMC

21:30 失業保険申請件数

5/3

21:30 失業率

23:00 ISM非製造業

先週の入札は以下

  • 02y $99.956684
  • 05y $99.849895
  • 07y $99.462794

入札結果としては非常に好調で金利がここから急上昇する感じはない。5%手前でさすがに買われるということだろう。ドル円が話題だが先週まではドル高が主導だった。月曜からは介入で動きに変化が出てきたが、商い薄の状況なので横ばいだったとしてもボラは高めだろう。

金利

一旦2年が5%手前で折り返したのが合図だったのか下落傾向で反応している。Vixも下落気味で一旦の安値はつけたことからか債券に資金が入っているように見える。今週は入札はないがFOMC、雇用統計、ISMと重要指標が続く、アマゾンなどの決算もあり金利というよりはVixに動きが出るかに注意。MOVEが上がるようだと良くない兆しとみるが、金利が低下するのに株が下がるような状況になると景気後退懸念という別の問題が持ち上がると思われる。

利下げがいつくるのか、FOMCから読み取れるかどうかでまたひとつ動くだろう。その前のCPIでトレンドが変わる場合は練り直すなり飛び乗るなりが必要かもしれない。

日本株・ドル円

月曜の介入?により水を差されたドル円だが、今週いっぱいは横ばいとして連休明けどうなるか、である。外人は案外額面通り受け取る性格であるからして、深夜2時に出る日経飛ばしには注意したい。155円、150円は節目として下ヒゲをつけやすいようで、次の下げを待っているドル買い勢力は多そうである。

日本株は介入の動きに合わせ下げたが堅調に推移しており円安を悪く思っていない模様。ただ場が開いたときに小動きはするはずで、いま先物の動きだけで流れを判断しないようにしたい。出来高がしっかり伸びつつ陽線ならいいのだが、出来高がしょぼい場合はかなり注意が必要と見る。

米株

ナスは戻しているが今度は先週まで強かったダウが弱気っぽくなっており、アマゾンの決算が一つの節目となりそうである。ダウが崩れるとトピックスにも影響しやすいと思われ、半導体だけでなくダウにも今は注意したい。半導体は金利が一旦天井を付けたことや決算が悪くなかったことを受け戻しているが、まだ色々織り込んでいない気がする。

AIAIいうて景気敏感株の一角でもあり、AIに熱狂する季節が一段落したことから金利に反応しやすい時間帯が戻ってきたと見ている。指標を織り込む動きには金利に如実に出るので、今週はSOXにも注意。

商品

金利低下よりはアセット安のアオリを受けているような印象で、ドル高が遠因とみる。原油が下げ止まっていることが不穏だが、原油はしばらく横ばいでいてくれれば御の字というところだろう。貴金属が再び上がるには高値掴みが多数いると思われ、しばらくはレンジとみている。

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