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投資に関する個人的なメモ

2024年2月第5週の相場考察&レビュー(02/26-03/01)

ToC

前週の振り返りと今週の見通し

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26日

特になし

27日

00:00 新築住宅販売戸数 (1月)
00:00 新築住宅販売 (前月比) (1月)
00:30 ダラス連銀製造業活動指数 (2月)
01:30 2年物中期米国債入札
01:30 6ヶ月物短期米国債入札
03:00 3ヶ月物短期米国債入札
03:00 5年物中期米国債入札
22:30 コア耐久財受注 (前月比) (1月)
23:00 S&P/CS HPI コンポジット-20(季節調整なし) (前月比) (12月)
23:00 S&P/ ケース・シラー住宅価格指数(20都市) (前年比) (12月)

28日

00:00 消費者信頼感指数 (2月)
00:00 リッチモンド連銀製造業指数 (2月)
01:30 Atlanta Fed GDPNow (Q1)
03:00 7年物中期米国債入札
06:30 米国石油協会 週間原油在庫
22:30 国内総生産 (前期比) (Q4)

29日

00:30 原油在庫量
22:30 失業保険申請件数
22:30 PCE

1日

01:30 4週物短期米国債入札
01:30 8週物短期米国債入札
01:30 Atlanta Fed GDPNow (Q1)

2日

00:00 ISM製造業
00:00 ミシガン大学消費者信頼感指数 (2月)

金利が4.3%をあっさりと超えてしまいドル高円安にやや傾いたかと思われたが、金曜にかぎり金利が低下し4.2%台に枚戻る形。先週の長期のBOND/TIPSの入札結果が芳しくなくドル安を誘発すると同時に金利が上昇するというドルらしからぬ動きが印象的だった。

株は当然のごとくNVDAで上昇の勢いだがイベントリスク通過でVIXは下げの方向となり浅い押し目形成の段階かとみえる。

金利に振られる貴金属だが先週は書いたとおりドル安であったことに反応しているフシが見受けられ、金利が高いわりに貴金属が下がっていない。今のところDXYは104まで戻そうかというところだが今週の入札が悪いともう一押しドル安になりそうな気がする。

今週はPCEだがすでに予想が上振れとなっており先週先々週のCPIや小売を織り込んだ予想になっている。ここまでの流れを踏まえると少しでも弱ければリスクオン、イーブンならイベントリスク通過でVix低下しつつのリスクオン継続、上回ればリスクオフ、といった様相。

今週前半はイベントリスク回避のための利益確定売りが続く可能性があるが、その場合特に理由なく下がるという状況になりそう。良くわからない下げは怖いものだが、市場参加者的には結局のところ上がる...という解釈となりそうだ。

原油は良くわからない下げとなっていて先週ロングしていたとしたらかなり扱いに困る状況と思われる。一段上に上がって暫く経つので前回急騰する直前のスタートあたりの$74付近でしっかり反転するならそれを確認してからのロング入り直しでもよい気がする。強い上昇が期待できないぶん金利やコストが相対的に高く付きがちなので長期で持つべきではなさそう。長期なら今は下げたところを金銀あたりに少し入れておくくらいが無難か。

入札は2年5年7年とあり今週も金利動向に注目が集まる。前後で実質長期の動きも確認して方向感を確認したい。為替がこのまま横ばいで入札が先週同様イマイチな結果となるなら、しばらく鳴りを潜めていた円安圧力が再び戻ってくる可能性がある。

お読みいただきありがとうございました
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